2022.09.11
お子さまの短所を輝かせる見方
今日は見方を変えることで、お子様の短所が長所に変わるという、
「リフレーミング」を取り入れ、見方を変える方法をお伝えしたいと思います。
皆様は「リフレーミング」をご存知ですか?
三角柱を思い浮かべてください。
イラストで三角柱を見た時に皆様はどのように表現されますか?
三角柱はその人の見る見方により、変化します。
真上から見ると、三角形に見え、真横から見ることで、長方形に見えます。
立体的な物体は、見る角度を変えることにより、全く違う形に見えるものです。
それと同じように、日々、私たちの身の回りで生じている物事も、
角度を変えて考えることで、全く違った見方、捉え方をすることができます。
自由自在に変えることができそうな見方や捉え方ですが、
人それぞれに癖や特徴があり、多くの人が常に同じような見方で物事を見ています。
これを「枠組み」=「フレーム」といいます。
そして、そのフレームを変えて、物の見方を変えることを、
「リフレーミング」といいます。
リフレーミングをすると、今までマイナスに思っていたことを、
プラスに変えることができます。
例えば、ジュースが半分しか残っておらず、悲しく思っていた気持ちを、
「まだ半分も残っている」と考えることで、
嬉しい気持ちに変えることができます。
子育てにもこのリフレーミングを使うことができます。
お子様の短所だと考えているところを、見方を変え、長所として捉えます。
お子様の長所・短所について、七田式ではこのようにお伝えしております。
「お子様の長所と短所は、実は別々に存在するものではないのです。
それは一つのことの両面なのです。例えば、コインの表と裏のように。
または、シーソーの上がっているところと下がっているところのように」と。
「決断力がなく、何をするにも時間がかかる」というお子様の場合は、
「じっくり考え、慎重に行動できる」と、見方を変えることができます。
長所と短所は、別々の存在ではなく、根を同じにしているものの現れ方の違いなのです。
それを、長所と捉えるか、短所と捉えるかは、自分自身の周囲の見方、
評価で決まります。
つまり、長所と短所がそれぞれあるのではなく、ただ、
そのお子様の特性がそこにあるだけなのです。
その特性に光を与え、良い方向に伸ばしていくことが大切です。
次回はリフレーミングのポイントについてお話させていただきたいと思います。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。