1. 『歌によるインプット』英語の環境づくり

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2022.08.10

『歌によるインプット』英語の環境づくり

『歌によるインプット』英語の環境づくり

英語教育というと、

「とりあえず英語のお歌だけでも聞かせておけば・・・」

と思われる方も少なくないのではないでしょうか。

 

私たち日本人が童謡だけで、日本語を身につけたわけではないように、

英語も歌だけで言語を身につけられるわけではありません。

しかし、子どもの反応を見ていると、

歌によるインプットは入力を助ける事が多々あります。

【アルファベット・曜日・月・天気・色】を

メロディーに乗せる事で、理解はしなくとも簡単に覚えてしまいます。

歌は絵本のように挿絵が無くても、

メロディーという聴覚からの刺激があるので、

絵本とは違う角度から入力をすることができます。

 

世界中の英語圏で親しまれているマザーグースは

日本でいう童謡のような存在です。

子どもも反応がしやすく、

文化的な背景も一緒に学ぶ事ができます。

 

歌によるインプットの、おまけの効果として、

小さいころに沢山の歌を聞き、

また口ずさむことで音感を身につけることがあります。

相対的な音感は様々な音楽に接することにより生まれます。

英語教育は歌だけでは不十分ですが、

土台作りとしては良い刺激となります。

 

では、ご家庭で英語環境を作るうえで必要なものは何でしょう。

それは、日本語の音環境が会話・単語・絵本、

そして歌で満たされているように、

英語も非日常会話だからこそ、

歌以外の音が必ず必要になるのです。

 

単語を入力するにはフラッシュカード、

文章を入力するには絵本が有効的です。

まずCDかけ流しで音環境を作り

【①リズム回路を構築】していきます。

すると、言語のリズムや音が分かってきます。

リズムや音が分かってくると英語がただの音の塊ではなく、

単語として聞き取ることができます。

そして単語をフラッシュカードや絵本から入力することで

【②仮語彙(かりごい)】を蓄積していきます。

※仮語彙・・・聞いたことがあるけれど、意味が分からない単語

すると徐々に体験などを通して単語の意味が分かっていき

【③語彙化】していくのです。

 

この3つのステップを

①から順に取り組んでいくことが言語習得においてとても重要です。

 

従来の英語教育は語彙を増やすことばかりに注目し、

①②を疎かにしてきたため、

実用的な英語を身につけることができませんでした。

仮語彙の量があればあるほど、

後に語彙化する単語量に比例します。

また、2歳くらいの子どもをイメージしてみてください。

知っている単語よりも圧倒的に仮語彙を多く持っていますが、

ある程度の意思疎通はできます。

それはフレーズや言い回しの前後にある語彙から、

仮語彙の意味を推測することができるからと言われています。

 

お歌のインプットはもちろん、

単語や日常会話によるインプットも

バランスよくお取り組みいただくことが、

言語習得においてとても大切なのです。

ぜひ、ご自宅でのお取り組みの参考にしていただけたらと思います。

 

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