2022.08.01
暗唱の取り組みを積極的に行おう!1⃣
脳細胞の数はどの子も生まれた時は同じ数です。
140億ともいわれる脳細胞を持って生まれてきます。
そして、その脳細胞は刺激を受けることで、ニューロンを出し、
ニューロン同士が結合してシナプスを形成していくのです。
ということは、大切なのは脳細胞と脳細胞を繋ぐシナプスの数を
いかに増やすことができるかという事です。
シナプスの数が多ければ多いほど頭の回転の速い子。
言い換えれば質の良い「あたま」を作ることができるのです。
ではどうしたらよいのでしょう。
それはその時期に合った良い刺激を与え続けるという事です。
脳は、質の良い刺激があれば、質の良いあたまに、
質の程度が低い、あるいは不十分であれば、それ相応のあたまに、
つまり、刺激の質と脳の成長は、比例するということです。
本日は、質の良い刺激の一つとして、
暗唱についてお話したいと思います。
暗唱は、小さいお子様であっても、たとえ字が読めないお子様でも
始めることが可能です。
初めはお母様が繰り返し読んで聞かせてあげましょう。
絵本を読み聞かせるように、繰り返し繰り返し読んで聞かせることです。
その際、一人で言わせようといないこと。
繰り返しただただ読んで聞かせることがポイントです。
続けると自然に口から出てくるようになります。
読み聞かせる題材としてふさわしいのは、
「論語」「漢詩」「ことわざ」「格言」
といったものや、日本の古典から近代にかけての文学等、
多少難しいかなと思えることであっても、
リズムで無理なく覚えていくことができます。
子どもにとっては、この作品は難しい、簡単という概念はないので、
文章表現や、優れた作品を題材にして、
短い時間でも良いので繰り返し毎日行ってみましょう!