2022.07.24
右脳の優れた力
今日は右脳の優れた力についてのお話をさせていただきます。
1950年代までは未知であった脳の働きが、1960年代以降、
多くの学者たちにより明らかにされ、脳の発達が決して
ひとりでに成されるものではないということがわかってきました。
幼いころ、特に3歳までの時期に与えられた刺激が、
脳の発達に大きく影響を与えていることがわかってきたのです。
また、80年代頃からは、光が当てられていなかった「右脳」の働きが
少しずつ明らかになってきました。
1981年ノーベル賞を受賞した、カリフォルニア工科大学の
ロジャー・スペリー教授の実験により、左脳に言語を操作する働きがあり、
右脳にはイメージを操作する働きがあることがわかったのです。
それ以来、右脳の持つ、未知なる能力が徐々に明らかにされ、
非科学的な、「超能力」と捉えられてきた力のほとんどが、
右脳の持つ力であることがわかってきました。
七田式では、いち早く注目し、お子様の教育に取り入れてきました。
特に、「イメージ」といった、右脳の分野をお子様の教育に取り入れている点は、
他の教育法とは一線を画しているところでしょう。
近年はスポーツ界で注目され、一般的な「イメージトレーニング」の大切さに、
七田式では早くから注目をしてきました。
そして、右脳ばかりでなく、右脳と左脳の両脳の力をバランスよく引き出すことで、
実際に使える能力に育てることを大切にしています。
また、もう一つ、七田式では、「心の教育」「親子の一体感」
を何よりも大切にしています。
このことをいちばん端的に表しているのが、「認めて・ほめて・愛して育てる」という、
いわば七田式のスローガンともいえる言葉です。
いくら脳の発達に沿った働きかけをして、知的能力の高いお子様が成長したとしても、
そこに、人間として最も大切な「心の教育」が伴っていなければいけません。
子育てとは、「人材を育てる」ことです。
ただ能力が高いだけでなく、そこに優れた人間性がともなっていることが大切です。
「認めて・ほめて・愛して育てる」子育てをすると、何より、
お子様の心が健やかに成長します。
愛情をかけられて成長したお子様は、意欲的で素直な心を育てます。
そしてまた、優れた力を持つ右脳を働かせるには、親子の間に
愛と一体感があることが大切です。
右脳は脳波がα波の状態で働く脳です。
私たち人間の脳波は通常β波ですが、それをα波の状態にするには、
親子の一体感が大切なのです。
私たちの心は不安や焦り,苛立ちに支配されていると、β波の状態になります。
しかし、心が穏やかで、安らいだ状態にあるとα波が出始めます。
つまり、保護者様がお子様に愛情を伝え、心のつながりを
親子ともに感じることができれば、自然と脳波はα波になります。
すると右脳が働きだすのです。
「心の成長」と「本来の天才的な力を自然に引き出すこと」が、
七田式の「認めて・ほめて・愛して育てる」子育てによって可能となるのです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。