2021.12.02
日本の伝統を学ぶ【年末年始】
12月は日本人として、
親子で伝統文化を学ぶ良い機会だと思います。
師走からの大掃除、飾り付け・おせち料理の準備、
これらを通して、その由来や込められた意味などを伝えながら、
家族総出で関わっていくことが大事です。
顔を見ないで済ませられることが多くなっているご時世ですが、
だからこそ、人と直接交わりながら出来ることを
大切にしなくてはいけません。
ということで、日本の伝統文化をおさえておきましょう。
”行事は、家族の幸せを願って”という事が前提です。
大きくなっても、子ども達の思い出となって残ります。
その最たるものが、お正月ではないでしょうか。
新年を迎える行事は”掃除をして、
まず一年の厄をおとして、飾り物をして、
幸せを授けてくれる年神様を家に招くことです。
そういう行事である事を伝えながら、
家族で大掃除をしてみて下さい。
また、正月遊びにも、意味があります。
例えば、
『福笑い』
”笑う門には福来たる”のことわざのように、
新年から笑って幸せを願う意味が込められています。
『羽根突き』
邪気払いの意味があり、打ち損じると顔に墨を塗るのは、
魔除けのおまじない。
『コマ回し』
物事が円満に運ぶ、上手く回ると子供が早く独立できる。
由来や意味を話しながら、遊んでみてはいかがですか。
そして、行事には料理がつきものです。
『正月料理』大みそかの年越しそばに始まり、
おせち料理・お雑煮・お餅を食べる人は
(農林水産省が、20~69歳の2000人対象の調査によると)
6割にのぼるそうです。
おせち料理には、1品ごとに意味があります。
まず関東では お祝いに欠かせない3種の料理。
”三ツ肴”は、数の子・黒豆・田作り。
数の子 : 子宝に恵まれるように。
黒豆 : 日に焼け、真っ黒になるまでまめ(勤勉)に働けるように。
田作り : 豊作祈願(関西では:たたきごぼう。根菜のごぼうに、
力強く健康にとの願いが託されているそうです)
他にも
昆布巻き: みんながよろこぶ よいことがある。
丸まったエビ:腰が曲がるまで長生きできる。
伊達巻き:昔の書物の巻物に似て、ものしりになれる。
意味・由来だけでなく、地方の味や特産、
そして家庭の味というのも忘れず引き継いでいきたいですね。
お雑煮などは、ご家庭によっては鶏肉に角餅、しょうゆ味だったり、
京都などでは 丸餅に白みそ味。広島では牡蠣が入るなど、
地域の食材が入っていたりもしますよね。
この様に、家族みんなで幸せを願うための準備を
ぜひ楽しみながらしてほしいと思います。
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