2021.07.27
絵本を一日どれくらい読み聞かせする?
子どもとの関わりの中で、絵本の読み聞かせは、
とても大切な取り組みの一つです。
普段、皆さんはどれくらいの時間を絵本読みしていますか?
または、何冊くらい絵本を読んであげていますか?
『1日30分の絵本の読み聞かせは、金の卵を産む鶏を育てる』
と言われています。1
また、絵本は一日10冊以上は読んであげましょう!
読書は想像力を掻き立て、優しさや勇気、思いやりなどの心を育てます。
絵本を読むことで、新しいことを知ることができたり、
物語の中では、お姫様にも魔法使いにもヒーローにもなることができる!
そう、空想しながらどんな体験でもできてしまうのが絵本のいいところ。
そして、読み聞かせは、親の愛を子どもに伝えるとても良い手段です。
親子の絆をしっかり育てることができます。
たくさんのことを感じ、学ぶことができる絵本。
子どもには、色々なお話や図鑑を読んでほしいです。
でも、何を選べばいいの?子どもにピッタリな絵本を選ぶ基準は?
もちろん子どもそれぞれの興味の違いや文字を読む力、
理解力などに個人差はありますがどんな基準で選ぶといいのでしょう。
絵本を選ぶときに興味があることを伸ばしてあげたいというのも、
ひとつのポイントですが、年齢ごとにもおすすめのポイントがあるんです。
1歳は、見る、聴く、さわるなどの感覚を楽しみ体験していく時期です。
スライド式のしかけ絵本などは、指の動きや追視をうながして良い刺激になります。
2歳は、やさしい文と明快な絵柄の絵本がピッタリな時期です。
何度も繰り返し読むことで言葉を覚え、語順など文章の仕組みを
自然に理解していく手がかりになります。
3歳は、ストーリーが理解できるようになり、
絵本の楽しさがぐんと広がる時期です。
過去や未来という時制や大きい小さいという比較がわかってきます。
新しい概念を吸収できる絵本もいいですね。
4歳は、身近な人や絵本の中の存在の「気持ち」を察したり感情移入できる頃。
想像力をいっぱいに働かせ、ごっこ遊びや手先を使う遊びに集中し、
絵本の世界を満喫できるようになってきます。
単純なお話から気持ちの変化が表現されている絵本に
チャレンジしてもいいかもしれません。
5歳は、心も体もしっかりしてきて、だんだんと小学校入学への準備をしていく時期。
音読やひとり読みにも挑戦できるようになってきます。
想像力も養われる時期なので、おとぎ話、昔話、冒険ものなどさまざまなテーマの
絵本を読ませてあげたいですね。
6歳は、好奇心いっぱい、情報満載の図鑑やテキスト量の多い絵本も
夢中で読み進むことができます。
絵本以外の児童書へと続く「読む力」を伸ばす重要な時期です。
宇宙、恐竜、魔法、妖怪におばけなど、不思議なものへの
興味や理解も深まります。
7歳は、小学校でお友達と読んだ本の情報交換をしたり、
また私たちが子どもの頃に読んだような名作シリーズの児童書などにも
繋がっていく頃です。
つい好みの絵本をよませてあげたいと思ってしまいますが、
年齢や成長に合った本を読むことで、さらに子どもたちの好奇心の
新しいドアをどんどん開けていくことができそうですね。
ぜひ、たくさんの絵本を読み聞かせしてあげましょう!
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