1. 幸せについて考えてみよう!①

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2021.07.01

幸せについて考えてみよう!①

幸せについて考えてみよう!①

皆様はいま幸せですか?

コロナウイルスは依然見通しが立っていない中、

状況は刻一刻と変わるけれでも、

それでも私達は生活をし、子育てをしていかなくてはなりません。

そんな中だからこそ、本日は「幸福」について考えてみたいと思います。

 

皆さんは、ご自分のお子さんに幸せになってほしいですか?

当然、不幸せになって欲しいと思う親はいないと思います。

では、子どもが大きくなって幸せを感じてもらうには、

どんな風に成長し育っていくことなのでしょうか。

人よりもいい学校でいい成績で卒業し、

良い会社、高い年収、人よりも多くのお金を得て、

地位も財産もつくることができれば、それだけで幸せなのでしょうか。

成功はしたけど、健康を害ししてしまっている、

家庭を犠牲にしてしまった、

周りに信頼できる人がいなく孤独だった、

それでも幸せなのでしょうか?

お金やゆとりも大切なことではあるけれど、

それだけが全てではない、

じゃあ幸せって何を持って幸せなのでしょう?

経済学者のロバートフランク博士は幸せを2つに大別して定義しています。

一つは、個体維持のために得た幸福感=地位財。

もう一つは、集団維持のために得た幸福感=非地位財です。

言い換えると、自分の為だけに得た幸福感と、

人のため誰かの為に得た幸福感ということです。

そして、この2つの幸福感について、

イギリスの心理学者ダニエルネトル教授は

「幸福の持続性」に大きな違いがあると発表しています。

自分だけの為に得た幸福感はその瞬間の喜びは大きいが持続しない、

誰かの為に得た幸福感は度合は少ないが長く持続していくと。

例えば、いま皆さんがいる場所が、アフリカのサバンナだとして、

いまこの瞬間にお腹を空かせたライオンに襲われたとします。

命をかけて戦うか、なんとか逃げるか、

ともかくラインを撃退することができた、命からがら逃げることができた、

その瞬間、幸福感は生きていることへ喜びを強く感じ、

大きな幸福感を感じますよね。

でも、それは次の瞬間には、またライオンが引き返してくるかもしれない、

別のライオンに襲われるかも、と次の危機に対して意識が向くので、

幸福感は一気に薄れます。

反対に誰かのために得た幸福感というのは、

困っている友人のために手を差し伸べて、協力をしてあげた。

それは友人もすごく喜んでくれ、上手くいくことができた。

友人が元気になった、喜んでくれてよかったなって思う気持ちです。

その幸福感の度合いで言えば小さなものかもしれないですが、

でもいつまでも長く持続します。

 

幸福感を感じ続けるような人生とは、

人のために何かする、まさに利他心をより強く持っている

ということが大切ということです。

七田式教育で大切にしているのはまさにこの部分、

心の教育、感性教育なのです。

そして感性教育こそが右脳教育なんです。

それに反して知性教育となるのが左脳教育です。

右脳の核となるのは、〈愛・協調・一体〉の3つの心で

成り立っています。

次回はそのことについてお伝えします。

 

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