2021.01.10
健康な体を保つ大切さ
今日はお子様だけではなく保護者様にとっても大切な、
歯についてお話させていただきたいと思います。
お口の健康は、体の健康と密接に関係していることをご存知でしょうか?
お口の中が健康でないと将来的に脳梗塞や認知症、心筋梗塞、高血圧
といった病気にかかりやすくなるそうです。
皆様の大切なお子様がそのような病気にかからないように、
乳児期から歯を大切にすることがとても重要です。
まずは乳歯の大切な役割を知ってください。
乳歯はいずれ永久歯に生まれ変わりますが、お子様の成長において、
とても重要な役割を担っています。
1つ目は「噛むこと」です。
よく噛むことで、お子様の成長、発達に必要な栄養が効率よく吸収され、
脳の発達にも役立ちます。
2つ目は「発音」です。
言葉を身につける幼児期では、歯を健康に保つことで、
正しくきちんとした発音が可能となります。
そして、「永久歯の誘導」です。
乳歯から永久歯に生え替わるとき、乳歯の根は吸収され、
次に生えてくる永久歯を誘導します。
ここで気をつけなくてはいけないのがおやつの時間です。
ガムや飴などを、常に口にしていないでしょうか?
唾液には、細菌に対する殺菌効果があるのですが、
常に口の中に食べ物が入った状態では、虫歯が増えるだけでなく、
食欲の減退にもつながり、体の成長・発育にも影響してしまいます。
まずは、おやつの時間を決めて、与えることが大切です。
口の中にはミュータンス菌という細菌が多くいます。
ミュータンス菌は甘いものが大好物で、口内の糖分を分解し、酸を作ります。
その酸により、歯が溶けることで虫歯になるのです。
ではどのようにしたら健康な歯を保つことができるのでしょうか?
まずはビタミンやミネラルを十分に摂取することです。
2つ目はカルシウムと一緒に働くマグネシウムを摂取します。
3つ目は全粒穀物や果物、海藻類など、食物繊維が豊富なものをたくさん摂ることです。
また、よく噛むことや丁寧に歯磨きを行い、歯や歯茎に必要な運動をさせてあげ、
そして、歯ブラシは常に清潔に保つことが重要です。
毎月新しいものにします。
古い歯ブラシは磨き残しの原因になるので、新しいものを使用するよう心がけます。
以上のようなとてもシンプルなことを日常で気をつけて頂くことが大切です。
健康な体を保つためには幼少期からの働きかけが大切です。
皆さんの当たり前のようにある歯は、豊かな生活を送るうえで
とても大切なパートナーなのです。
お子様にも歯の大切な役割を伝え、歯の健康を自分自身で守れるよう
お子様にお伝えいただけたらと思います。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。