2020.04.19
子育ては「がまん」を教えること
今日は子育ての中で最も重要な「がまん」について、
お話させていただきたいと思います。
ご家庭の中でしつけを教えていると思います。
そのしつけの中で一番重要なことは「がまん」の学びです。
なぜならば、がまんを教えることで、お子様自身が自分の心を
コントロールすることができるようになるからです。
教育にはIQ教育とEQ教育があります。
どちらも大切な教育です。
IQ教育は多くの皆様がご存知かと思います。
EQ教育とは「心がどのように育っているか」ということです。
どのように育っているかを見る2つの物差しがあります。
1、自分の心がコントロールできること。
2、他者を思いやることができること。
この2つです。
自分の心がコントロールできることは、つまり、
お子様がわがままに育っていないということです。
子育てで一番大切なのは、自分の心をコントロールできるように、
わがままではない心を持った子どもを育てることです。
子育てにおいて、保護者様がしてはいけないことがあります。
それは、「お子様のしたいようにさせてはだめ」ということです。
なぜならば、お子様自身が自分の感情を抑える力が育たなくなるからです。
しつけを考えるうえで、一番重要なことは、意志の教育です。
お子様を意志の強い子どもに育てるということです。
意志が強いということは、「自己中心的でわがまま」ということではなく、
自分自身の欲望や感情に打ちかつ力を持つということです。
お子様の個性を伸ばし、想像性豊かな人間に育てるには、
苦しみに耐え、欲求に打ちかつ子どもに育てることなのです。
わがままで耐えることを知らない意志の弱いお子様は、
個性を伸ばすことは難しくなります。
意志力の強いお子様に育てるには年齢も重要です。
「3歳」までが大切と覚えておいてください。
意志の強さ、耐える習慣は、お子様が3歳なるまでにほとんど身についてしまいます。
保護者様はお子様が3歳までに一貫性を持ったしつけをしながら、
育てるということが大切です。
しかし、子育ては保護者様の理想通りにならない時も多々あります。
どうしてもお子様が言うことを聞かないときには、厳しくしかる必要もありますが、
それよりも、日頃から愛を伝え、良い親子関係を築いていれば、
しかるというより、「諭す」ことで、お子様は聞き分けてくれるものです。
子育ての基本は何よりも家庭にあります。
学校や幼稚園でもなく、社会でもなく、子育ての基本は、家庭にあるのです。
その家庭の中心にいなくてはいけないのは父親です。
お子様を厳しくしつけるのは父親の慈悲であり、
お子様が父親の厳しさを悪く考えないように道理を言い聞かせて教え諭すことが、
母親の慈悲であると、江戸時代中期の「伊勢貞丈家訓」の中に記されています。
家庭教育の第一歩はまずしつけです。
ご家庭でのルールをこの機会に再度、見直してみてはいかがでしょうか?
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。