2020.03.22
大切です!!「早寝・早起き・朝ごはん」
私たちの身体は、自然のリズムに基づいて作られてきました。
生活の乱れは、お子様の成長に大きな弊害をもたらします。
睡眠と朝食がどれほど大切なのかをお伝えしたいと思います。
昔から言われている「寝る子は育つ」
これにはどのような意味があるのでしょう。
成長ホルモンは、眠っている間に分泌されます。
骨を伸ばし、筋肉を増やし、けがや病気の修復にも働きます。
成長ホルモンは、就寝後、最初にやってくる深い眠りの時にたくさん出ます。
また、「メラトニン」という身体のリズムを整え、睡眠を促すホルモンは、
朝起きてから、15~16時間後に出てきます。
昼間、外の光の中でよく遊んだ子どもほど、夜のメラトニン分泌量が多くなり、
ぐっすり眠ることができます。
その結果成長ホルモンの分泌もよくなるのです。
この「メラトニン」は1歳から5歳ごろに一番多く分泌されますが、
それは、子どもが目覚ましく成長する乳幼児期、成長に
睡眠が大切だからだと言えるのです。
朝、脳が目覚めるために大切なのは、「朝日」と「朝ごはん」です。
朝日は25時間周期の生体時計を、周期24時間の地球時間に同調させるために、
大きな役割を果たします。
朝日を浴びることで、「心の安らぎ」にも関係すると言われています。
脳内のセラトニン神経が活発になります。
すると情緒も安定し、対人関係がスムーズになるので、
幼稚園・保育園・学校でも楽しく過ごすことができるのです。
早起きがお子様の心の安定をもたらすものなのです。
そして、朝食の重要性です。
夕食を食べてから、翌日の朝食までには、12時間程度の時間が空きますが、
朝食を抜くと、17~18時間ほど脳へのエネルギーが
供給されないことになります。
すると、貯蔵されたエネルギーは全て使われてしまい、
身体が活動を控えようとし、「疲労感」となって現れます。
手軽に取ることのできる菓子パンなどの甘いものを摂ると、
急激に血糖値が高くなった後、インスリンの過剰分泌により
低血糖を起こしやすくなるのです。
低血糖状態は、疲れ、無気力、集中力の低下、不眠、情緒不安定などを招きます。
糖(炭水化物)は身体の燃料なので、低血糖になれば低体温になり
免疫力も低下するという、悪循環に陥ります。
「早寝」がなかなかできない場合は、
頑張って早起きをする習慣をつけることが大切です。
メラトニンがいつもより早く出ることで、夜、早く眠くなり、
早寝の習慣をつけられるようになります。
皆で健康な身体を維持できるよう、
毎日の生活習慣を見直していただけたらと思います。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。