2020.03.19
「つながり」を感じましょう
子どもたちに育ててあげたい心の一つに
「感謝の気持ち」があります。
様々な災害からの復興のニュースや、 スポーツのニュースなどでも、
よく「感謝の気持ち」という言葉を耳にします。
とても大切なことですが、よく耳にすることで、
まるで挨拶言葉のように子どもたちの口からぽんぽん飛び出すことが
逆に気になるときもあります。
子どもたちが、本当に「感謝」を実感するのはどんな時でしょう。
いろいろな苦労をしたり、お世話される立場から、する立場になったり、
普段しないことを一人で成し遂げたり・・・
そんな経験をすることから始まるのではないでしょうか。
七田式の小学部のレッスンで、
「誰にどんなふうにお世話になっているか、支えられているか」
あらためて考えてみるという取り組みがあります。
朝起きてから夜眠りにつくまで、自分が家族だけではなく、
たくさんの人のお世話になって生きていることに気づきます。
子どもに「感謝の気持ち」の大切さを伝えるには、
命と同じで、あらゆるものにつながりがあることを教えるのが第一歩です。
つながりがイメージできるようになると、
感謝の気持ちも自然と湧くようになってきます。
つながりとはどんなものがあるでしょう。
たとえば、食べ物やおもちゃ、商品、どんなものでも
いろいろな人が携わっていることを伝えましょう。
「このお魚は○○県で獲れたけど、どうやってこの街に来たのかな?!」
「このおもちゃは外国で作られたみたい。
どんな国で、どんな人が作ったのかな?!」
何気なく手に入れたものでも、たくさんの過程があって
自分のところに来ていることがわかります。
それを大切にしようと思うようになるでしょう。
家族や友人とも、大切なつながりがあります。
前回、家族の歴史について触れましたが、
命のつながり、自分の周りの支えになってくれている
たくさんの人とのつながり、
これを感じることで、周りの人への「ありがとう」の気持ちが深まります。
また、昔と今を比べることも、時代のつながり、文化のつながりを
感じることになるでしょう。
昔の人たちが努力したり、我慢したり、あきらめなかったおかげで、
いまの自分の豊かな毎日があること。
きっと、心からの「ありがとう」につながるでしょう。
何かをしてもらうことは、当たり前ではなく
「有り難い」こと。
子どもたちに気づいてもらいたいですね。
子どもは、周りの大人がやっているように育っていきます。
私たち大人が、つながりを大切にしながら
「ありがとう」の気持ちで生きていきたいものです。
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