2020.03.09
赤ちゃんは言語習得の天才!
本日は、言葉の習得についてお話します。
赤ちゃんは、胎児の頃から言葉を聞いています。
体内振動音を通して、お母さんの声は7000~8000ヘルツの
高周波(キーキーというイルカの鳴き声の様な音)として聞こえていることが、
言語学者アルフレッド・トマティス博士の研究により分かっています。
子どもが言葉を学ぶのは、胎児の時からすでに決まっているのです。
親から言葉を学ぶという、鳥を使った面白い実験結果があります。
よくさえずる鳥が産んだ卵を、さえずらない親鳥に育てさせました。
卵が孵化し、ヒナになり、成鳥になったその鳥は、
生涯一度もさえずることはありませんでした。
この実験では、いかに子が親を見本にして成長するかを証明しています。
子どもは、言葉を模倣する時期になると、
話す人の口元を特によく観察しています。
言葉だけでなく、発生の仕方、話す時の表情など、
全体的に真似しようとします。
子どもの話し方と、お母さんの口調が驚くほどそっくりという
体験をされた方も少なくないと思います。
最も身近なお母さんの真似が上手いのは当然と言えるかもしれません。
だからこそ、子どもへの良い見本となるような話し方を心がけましょう。
ハキハキと話すお母さんの子どもは、口の開閉がしっかりと行われ、
言葉がハッキリとしている傾向があります。
反対に、お母さんの口の動きが乏しいボソボソっとした話し方であると、
子どもも同様に口を開けずに話してしまうので、言葉も不明瞭になりがちです。
そして、それは日本語だけでなく、英語でも同じことが言えます。
幼児期から英語の音を入力していると、それも自然に模倣することになります。
親が絵本の読み聞かせ等を行う時も、英語が苦手だから…と消極的になったり、
発音やアクセントばかりを気にするよりも、
心を込め、内容に合わせ声の抑揚を豊かに読んであげることが大切です。
親の英語に対する姿勢も積極的に!!
子どもはその姿勢を学ぶのです。
親子は合わせ鏡です。
常に良い手本を見せてあげましょう。