2020.02.29
子どもの創造性は家庭で生まれる
七田式教育で目指している目標の1つに、
創造性の高い子ども、独創性の高い子どもを
育てるという事があります。
何もないところから豊かな創造性は生まれません。
その源となる十分な入力も大切です。
そうして基礎的な知識を豊かに獲得させる一方で、
子どもに自分流に考えさせるようにしましょう。
それには、子どもの考えを大切にするという親の基本姿勢が求められます。
また、どんなに優れた考えや思いがあっても、
それを実行していこうとする自発性がなければ、
その考えは意味をなさなくなってしまいます。
子どもの自発性を導くためには、子どもが自分のいう事や、
やることが認められた、信頼されていると感じることが必要です。
子どもが創造性を学ぶ一番の場所は、家庭にあります。
家庭の中で、普段から考え、何かを作りだしていくという、
創造性を養う事になります。
創意工夫をする習慣は、親がこの年齢でなければ体験出来ない事(幼児体験)を
日常生活の中で、特に遊びを通して与えていく事です。
家庭のしつけの中で、子どもに危険のない範囲で
子どもがやってみたいと思うようなことを
自由に出来る環境を与えるようにしましょう。
例えば、1歳前後の子どもは、身の回りのいろいろなものに興味を示し、
家の中を盛んに探索し始めます。
できるだけ子どもの手の届くところに危険な物を置かないという配慮は必要ですが、
その範囲の中で子どもの芽を摘むことなく危険なことのないように
見守りながら遊びを創らせていきましょう。
子どもたちは既製の玩具のみだけでなく、
自分の思いのままに形創られる素材を喜び、
上手く使っていくことができます。
例えば、プラスティック製の容器や包装紙、紐、ラップの芯などは、
子どもにはとても良い遊びの素材になります。
創造性はそういった中から芽生え育っていきます。
小さいお子さんには、お母さんの目に見えること、
例えば、「黄色いお花が沢山咲いてるね。」
「コップの中に水が半分入っているね。」
など幼児の基礎概念を含めた言葉かけをしてあげましょう。
親の心がけ次第で、子どもの創造性の芽を摘まずに育てていく事ができるのです。