2020.02.26
しつけについて
子育てをしている中で、どのように子どもをしつけていけばいいのか、
お悩みの保護者の方々、多いのではないでしょうか。
本日は、この「しつけ」についてのお話です。
「しつけ」の進め方についてお話をする前に、
まずは、子どもとの日々のかかわり方をチェックしてみましょう。
下記の質問についてYes or Noで回答してみてください。
- お子さんに何かお願いをするときに丁寧に頼んでいますか?
- お子さんに感謝していますか?
- お子さんのすることに感動していますか?
- お子さんを一人の人間として、尊敬して接していますか?
- 学校の評価より、家庭の評価を大切にしていますか?
- お子さんに仕事を与えていますか?
いかがでしょうか?4つ以上Yesがありましたでしょうか?
子どもにしつけをするということは、親として子どもの将来を考え、
「こうあって欲しい。」
「幸せな人生を歩んで欲しい。」
という願いが根底にあるからと思います。
その願いが、いきすぎてしまったり、伝え方や対応が違ってしまうと、
むしろ、逆効果ということにもなってしまいます。
上記の6項目を根底において、子どもと日々接するようにしましょう。
もし、積極的な子どもに育って欲しいと願うのであれば、
子どもに頼り、教えてもらうようにすることです。
「助けてね」とお願いし、
『お母さんを助けたら、とても喜んでくれた。自分を抱きしめてくれた。』
と子どもが感じると、自己の存在を肯定できる子どもに変わります。
「私は役に立つ人間だ」と無意識に思うようになり、
自分のすることに自信を持ち、積極的に動くようになるのです。
子どもを叱るときは、特に注意が必要です。
大事なポイントは、
- 存在を否定せず、あくまで行為のみ叱ること。
- 叱るのは1分以内にし、一つのことだけにする。
の二つです。
「あんたみたいな悪い子は知らない。」
などと言われると、完全に見放されたと思います。
「お父さんに言いつけるから。」
「怖い人が出てくるよ。」などと言って叱ると、
恐怖心を植え付けるだけでなく、
一つのことに対して、二度罰を与えることになり、信頼関係が崩れます。
さらに、くどくどと叱ると、叱るポイントがずれていくばかりでなく、
「お母さんは自分が嫌いなんだな。」と思わせてしまいます。
何をおいてもしつけをしていく前提として
- 口やかましく、小言を言わない。
- いつも笑顔で接する。
- ほめる
- 家の中に「敬」がある。
- 思いやりがある。
この五つをご家庭の中につくっていくことが大事です。
ちょっとした言葉かけや、接し方を変えるだけで、
子どもが良い方向に変わっていくことが感じられるようになりますよ。
ぜひ、ご家庭で実践してみてください。