2020.02.17
子どもの〈自主性〉を育てる方法とは?
お子様の〈自主性〉を育てるのに大切なことはなんでしょうか?
なんでもどんどんチャレンジさせてみることでしょうか?
お子様の意見を尊重して、何でも言うことを聞くことでしょうか?
実は、〈叱り方〉にポイントが隠されています。
まず、ご家庭で家族全員これだけは守るというルールを決めます。
そして、決めたからには全員で徹底的に守ります。
ですから、状況により変化する物ではなく、
どんな時も守らなければいけないものにしましょう。
徹底することで、子どもは『良い・悪い』の判断基準を
明確に持つことが出来るようになります。
人間が行動を起こす際に、動物と大きく違うのは、
自身の欲求や衝動を基にすぐに口頭するのではなく、
一旦『良い・悪い・正しい・正しくない』等の判断が起こることです。
その時に、小さい頃から判断基準になる経験があると、
しっかりと事態を見極めることが可能なのです。
残念ながら、こんな光景を目にすることがしばしばあります。
例えば、子どもに普段は与えていない物(食べ物・飲み物・携帯等)を
今は静かにして欲しいからという親の判断で与えとします。
すると、子どもにしたら、何故普段もダメなのかという認識は育たず、
お母さんの機嫌で良い悪いが決まると学習してしまいます。
『良い・悪い』という観点で物事を判断するのではなく、
『お母さんの顔色をうかがって判断する』という、〈自主性〉のない子に育ってしまいます。
『ダメなものはダメ』と譲らない厳しさか時には必要です。
小さい頃からしっかりとルールを決めて、
家族全員でどんな状況ても守るということの積み重ねが、
ちょっとしたことを待ったり、我慢したりという習慣作ります。
判断基準こそが、〈自主性〉の大切な要因となるのです。