2019.03.26
辞書や辞典の使い方
今日は「辞書や辞典」についてお伝えさせていただきます。
皆様のご家庭に常にある辞書や辞典は、どのように活用していますか?
今の時代、調べたいことは全てパソコンに言葉を入力することで、
すばやく調べることができます。
それとは逆に「辞書や辞典」は、自分の力でページをめくって探さなくてはなりません。
パソコンよりも時間はかかりますが、その分のメリットは大きいのです。
辞典や辞書を使い調べることで、知りたい情報の周辺も知ることが可能となるのです。
そうすることで、お子さまの興味や探究心を育むことができるのです。
この作業の繰り返しを大切に行っていただきたいと思います。
なぜ辞書や辞典がパソコンよりも効果的なのか。
1、言葉や知識を凝縮できる。
あらゆるジャンルの言葉の意味などが短い文で簡潔に記されている。
2、自分で引くことができる。
お子様の達成感を高め、探究心を増幅させるには「疑問に感じる→探す→解決する」
この3STEPが大切です。
3、語彙数が増える。
疑問に感じた一つの言葉を調べたときに、周りにある言葉も自然と目に入り、
多くの知識を身につけることができます。
ページをめくり、探すという作業の繰り返しで言葉を入力することに繋がります。
4、勉強を助ける。
わからない読み方の漢字や用語に印をつける。
言葉の意味や漢字の読み方を辞書で調べ、ノートに書きこむ。
以上、辞書や辞典の4つのメリットを保護者様に、ご理解いただけたらと思います。
次に辞書の引き方をお話させていただきます。
お子様に辞書を引かせるときはまずは引き方を教えることが大切です。
STEP1 引き方を教えましょう!!
例えば「ちきゅう」という言葉を引くとします。
1、横にある印で「た」行の「ち」の部分を見つけます。
2、はしら(ページの右上)を見ながら、ページをめくります。
3、2文字目以降の文字も、五十音順に並んでいることを教え、探します。
STEP2 引く習慣を身につけましょう!!
お子様に「辞書を引くことは楽しい」と感じさせてあげましょう。
これが辞書を好きになる第一歩なのです。
ここまでお子様ができるようになったら、次は保護者様とゲーム感覚で
辞書を使用することをおすすめします。
同音異義語を見つけることを行ってみてください。
同じ読み方でも意味が全く違う言葉を、親子間でどちらがより多く
見つけることができるか行ってみましょう。
このゲームは単語や意味が覚えやすくなり、日常生活の中でも言葉の使い分けが
良くできるようになります。
または、親子で辞書の早引きゲームなども、楽しくできるのではないでしょうか?
本や新聞などで調べる単語を3つぐらい探し、その単語を漢字でノートに書きだし、
「よーいドン」でスタートし、その単語が、何ページの何段目にあったのか記すゲームです。
これは言葉の意味を調べるのではなく、言葉を早く見つけるというゲームです。
言葉の並び方の法則などが自然と理解できるようになり、
だんだんと調べる時間が短くなるのです。
辞書や辞典は学校で使うから引くのではなく、疑問に感じたことは、
自分で調べるという習慣を身につけるために使うのです。
辞書や辞典を引く習慣が身に付くと、言葉をより多く吸収することができ、
表現力豊かな作文力へとつなげることができるようになるのです。
楽しく辞書や辞典に触れる環境を作ることをおすすめします。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。